町田にある高校で、校則違反をしている生徒が教師を挑発し、
挑発にのってしまった教師による暴行動画をSNSに拡散させたという
ニュースが世間を騒がせています。
はじめ流れたニュースでは、
生徒たちの思惑通り? 『教師が生徒に暴力を振るった!』という
衝撃的な動画とともに流れたのですが、
時間が経つに連れて、少しずつその真相が明らかになってきたのです。
まずは今回の事件を整理してみたいと思います。
事件の概要
東京都町田市の都立町田総合高校で、生活指導担当の50代の男性教諭が、高校1年の男子生徒(16)の顔を殴るなどの体罰を加えていたことが18日、都教育委員会への取材で分かった。
暴行の場面を撮影したとみられる動画が無料動画サイト「ユーチューブ」に投稿され会員制交流サイト「ツイッター」で拡散。
生徒が教諭に「ツイッターで炎上させるぞ」「小さい脳みそでよく考えろよ」などの暴言を浴びせた後、教諭が暴行する様子が収められていた。都教委は処分を検討している。
引用:産経新聞
今回、暴力を振るった教師は、同校の”生活指導”をしていた50代の教師で、
普段から校則違反のピアスをしていた、生徒に対して注意を促していたが、
一向に改める姿勢がみられなかったとのことです。
1月21日の報道では、テレビ局が他の生徒に取材をした結果、
同教師は他の生徒に
「ピアスを外さないのは病気、、、」
と伝えていたらしく、その事実を知った事件の該当生徒が憤慨し、
仲の良い友人達と、どうやったら”仕返し”が出来るかを相談して
今回の事件で教師に暴力を振るわれた中心生徒が、
「教師を挑発するから、それを録画しよう」
と、仲間と取り決めていたとの事なのです。
そして、
仲間たちと相談したとおりに、授業が始まった際に
中心生徒が同教師に対して、教室の外へ出るよう促し、
口論となった末に同教師が中心生徒に対して手を挙げてしまいました。
その様子の一部始終を動画に撮影されており、
それを撮影したのが中心生徒と相談をしていた彼の仲間の生徒だったのです。
拡散された動画
これがSNS上に拡散された動画の内容です。
都教委によると、体罰があったのは15日。生徒がピアスをつけて登校したことがきっかけで口論となった際、教諭が生徒の顔を拳で殴り、腕をつかんで引きずるなどの暴行を加えたという。生徒は打撲や口の中を切るけがをした。 学校側は体罰を受けた生徒と保護者にすでに謝罪。教諭は「生徒の言葉にカッとなって暴力をふるってしまった」と説明しているという。教諭が日常的に体罰を行っていた事実は確認されていないという。
引用:産経ニュース
確かに手を出しているのは同教師のみで、
動画に映っている中心生徒は、見る限り一切手を出していません。
この動画はツイッターなどで広く拡散されていて、
中心生徒が教諭に
「どう落とし前つけんだよ」
「脳みそねえのかよ」
と罵倒したのちに同教師が
「なんだ、てめえ、この野郎!」
と叫んだ後に生徒の顔面を殴る様子が映されています。
ですが、
この中心生徒の同教師への言葉使いや態度は、
目上の方への態度ではない事は明らかで、
事前の仲間たちとの相談通り、挑発を繰り返していると
言っても過言ではないように思います。
誰が話したかは不明だが、
「ツイッターで炎上させようぜ」
との声も含まれていたのです。
撮影をしている者の笑い声が聞こえてきたりもしています。
当初、テレビなどのメディアなどで放送されたのは、
暴行のシーンのみ放送していた局もあって、
視聴者から反発もあったそうです。
まとめ
ツイッターなどのSNSでは、この中心生徒や撮影をした仲間の生徒の
実名と顔写真などが流出していて、
この事件に加わった者たちへの批判の声が大きくなっています。
真相が明らかになるにつれて、被害者の立場から批判を受ける立場に
なりつつあるのです。
暴力を振るった教師に処罰が下されるのも仕方ないでしょう。
ですが、今流れている、校則違反の生徒の教師への挑発が
意図的にあったとするならば、
やはりこの生徒たちも何かしらの罰則が必要ではないでしょうか。
事件の真相の全てが明らかになって欲しいと願わずにいられません。
そのためにも