中野区の区立中学校では、新学期から制服を性別関係なく
自由に選択できるようになるということが明らかになりました。
このニュースをいち早く取り上げたのは、毎日新聞でした。
女児はサッカーが大好きでいつもスラックスをはいていました。昨秋、スカートをはきたくないと両親に打ち明けました。 #制服https://t.co/nveREODyGK
— 毎日新聞 (@mainichi) January 26, 2019
毎日新聞の記事
毎日新聞の記事によりますと、
東京都の中野区が新学期から区立の中学校の制服は、
男女の性別に関係なく、自由に選択できるようになって、
通常は、男子生徒の制服はスラックスで
女子生徒はスカートを着用するのが原則ですが、
新学期からはどちらを選んでも良いとという方針を固めたとのことなのです。
その決断に行きついた経緯は、
一人の小学校6年生の女子児童の訴えだったのです。
小6の女子児童の訴えとは
今度、同区の中学校に入学するサッカー好きの女児が、
昨年の秋に両親に中学校でスカートをはきたくないと相談し、
相談を受けた両親は、女児の気持ちを受け止めた上で、
入学予定の中学校の校長やPTA会長に相談し、スラックスを着用することに
了承を得たとのことです。
その後、
同女児は、同級生の女子14名に制服についてアンケートを行ったそうで、
結果、14名の内3名のみがスカートを希望しており、
6名がスラックスを希望し、残りの5名はどちらも着用したいだったそうです。
その結果を、『制服自由化宣言』をして欲しい!と、題した文章とともに
中野区長の酒井直人区長に手渡して中の区での検討が始まったのです。
検討の結果、
中野区立中学校の全校長が制服の自由選択を支持したとのことで、
今回の結論に達したのだそうです。
今春に区立中に入学する区内の小学6年の女児(12)が、制服を自由に選べるように区長に訴えたことがきっかけ。女児はサッカーが大好きでいつもスラックスをはく。昨秋、スカートをはきたくないと両親に打ち明けた。両親は「むりやりスカートをはかせる時代ではない」と後押しし、入学予定の中学校の校長とPTA会長に相談。スラックス着用に快諾を得た。
女児はその後、同級生の女子14人に制服についてアンケートした。中学校の制服で、スカートがいいと答えた女子は3人だけで、スラックスは6人、どちらも着用したいは5人だった。昨年12月、酒井区長にアンケート結果と「制服自由化宣言!をしてほしい」と題した文書を手渡して検討が始まり、区立中の全校長が制服の自由選択を支持した。女児は「制服を自由に選べたら、私みたいな運動が好きな人も寒がりの人も性的少数者の人も、自分らしくしていていいと思える」と笑顔を見せる。
引用:毎日新聞
まとめ
性的少数者への配慮や防寒対策などへの配慮からも、
制服の性差解消は新たな課題になりつつあるようです。
中野区長の酒井直人氏は、2月1日にこの決定事項について
会見を開き公表する予定だそうです。
今回の中野区の決定が、日本中に大きな影響を与えるような気がします。