今はお笑いタレントとしてバラエティー番組で
良い味をかもし出しているビビる大木さんですが、
かつては相方がいたお笑いコンビだった事をご存知でしょうか。
そんなビビる大木さんの過去から現在に至るまでの
壮絶な軌跡を辿ってみました。
ビビる大木のお笑いコンビとは
1995年にビビる大木さんと、
当時の相方であった大内登さんと2人でお笑いコンビ「ビビる」を結成しました。
ビビる大木さんがボケで大内さんがツッコミをそれぞれ担当していたそうです。
「はじめまして、こんばんみ！」とか「わっしょい！」などのギャグが当たり、
コンビで「はっぱ隊」としても活動していました。
このはっぱ隊は、バラエティー番組「笑う犬」のコーナーのひとつで、
ウッチャンナンチャンの南原清隆さん、ネプチューンの3人と一緒に
股間に葉っぱをあしらった斬新な衣装で、
「YATTA！YATTA！（やった！やった！）」の掛け声とともに踊り、
その姿に人気が集中したのです。
このようにして徐々に活動の場を広げていった「ビビる」ですが、
2002年4月解散することになってしまいました。
「ビビる」の解散理由
「ビビる」のビビる大木さんと大内さんは、
1998年の深夜に放送されていた「マチャミの全部いただきっ！」という
若手のお笑い芸人達が体を張って、様々な危険な企画に挑戦するという
この番組内で大きな事故に遭ってしまったのです。
どのような事故だったのかと言いますと、
「ビビる」の２人はソリに乗るという企画に挑戦したのですが、
「顔がテレビに映らなくなる」という理由でヘルメットなしで
ソリ乗りに挑戦してしまったのです。
その結果、
２人はコースを大きく外れてしまい
レストハウスのコンクリートの壁に激突してしまいました。。
レストハウスの壁にたまたま積んであった生ビールのアルミの酒樽と
雪がクッションとなったそうで、
辛うじて命を取り止めましたが重症を負ってしまったのです。
ビビる大木さんは第十二胸椎圧迫骨折で背骨骨折をして
下半身不随の一歩手前の重症で、
相方の大内さんは、頭蓋骨骨折と脳挫傷（3箇所）の重傷で
一時意識不明になったそうです。
ビビる大木さんは大内さんの状態を担当医から
「脳挫傷3ヶ所は、死に至る外傷だから…
大木さん、背骨が折れて大変なときに申し訳ないけど、覚悟してください」と
告げられたと言われています。
ビビる大木さんは「相方が死ぬ?!」と信じられない状況に陥ったことを
後に明かしていました。
そんな重傷を負った２人でしたが、
賢明な治療の甲斐もあって幸いな事にビビる大木さんも
相方の大内さんも奇跡的に回復し、
大内さんの方が先に退院してあとから退院したビビる大木さんの
車いすを大内さんが押して病院を出ようとすると、
本当のところは定かではありませんが、
日本テレビスタッフがいて、そのまま『雷波少年』のロケに
行くことになった…と言われているのです。
この時に２人の中にある決意が生まれたとも言われていて、
芸人は体を張った仕事も多いという事もあって
コンビ解散の理由になったのかもしれませんね。
また、
ビビる大木さんが大内さんから「脱退したい」と告げられた当時は、
大内さんは私生活において子供が誕生して
それを機に結婚をする時期でもあったそうです。
そういう事も重なって解散という結論に達したのかもしれません。
「ビビる」解散後の２人
いっときは生死を彷徨うほどの大きな事故を経験し、
命の尊さを改めて思い知らされるような思いをしたビビる大木さんは、
「ビビる」解散後ははかつてのコンビ名の名残りを残して
現在の芸名に改名しピン芸人として新たな人生を生きることを決意しました。
ビビる大木さんの簡単なプロフィールをご紹介します。
本名：大木淳（おおきじゅん）
1974年9月29日、埼玉県春日部市出身
身長176㎝
血液型O型
私生活では交際していたAKINAさんと2013年4月30日に結婚し、
2015年の8月27日には第1子となる女児が誕生して幸せな家庭を築いています。
一方、相方の大内登さんは「ビビる」解散後は芸能界を引退をして
イタリアンレストランへ勤務しましたが、
芸能界への思いが大きかったのか、再び芸能関係に戻ってきました。
今度は表舞台ではなく、裏方で活躍するようようになり、
芸能事務所でタレントや俳優の現場マネージャーなどの担当をしました。
その後にテレビ番組制作会社に入社してディレクターやプロデューサー職を担当し、
バラエティ番組を裏方として支えていたりしていました。
そのような経緯を辿り、
現在はテレビ番組制作会社のSWEAT株式会社代表取締役として活躍しています。
やはり、
一度は芸能界から離れてもお笑いに対する情熱を持ち続けていた結果ではないでしょうか。
大内 登（おおうち のぼる）
1974年6月3日、福島県郡山市出身
身長177cm
血液型AB型
既婚者であり子供もいます
まとめ
波乱万丈な時間を過ごしてきた２人ですが、
今は各々の道で大活躍しています。
今でもバラエティー番組などで若手芸人の過激なシーンを目にすることは
よくありますが、「ビビる」の２人が大怪我を経験してしまった時代は
特に過激さが増して各局が競っていたようにさえ思えます。
若手の芸人さん達は、厳しい芸能界での生き残りを掛け、
少しでも爪跡を残そうと必死になるがあまりに
ブレーキが利かない時もあると思いますので局側や制作会社は
安全保持を徹底した中で面白い番組作りを心掛けて欲しいと思います。
何はともあれ、２人が無事に回復して良かったです。
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